2013年08月18日
2013年8月15日
本来ならソルダムの出荷の最盛期となり
出荷に追われる時期なのですが
今年は春先の凍害により、ソルダム畑に実がほとんど
ない状態でした。

結構泣ける光景です。毎年たくさん成らしてくれますから今年は樹勢回復のおやすみですね。
サマーエンジェルという品種だけは花のタイミングが違ったために助かりました。
肝心の巨峰の管理ですが
猛暑のおかげで、病気も少なく良好です。
あまり暑い日が続くと、熱障害で黒さが自慢の巨峰が黒くならない障害が発生しますが
標高の高いおかげで夜は涼しく昼暑い理想的な環境が続いていました。
ただ困ったことに、短小作りのブドウは樹勢が強いので、
これだけ天気の良い日がつづくと枝が棚を埋め尽くしてしまって
棚の下の葉まで太陽光が届かずに葉を落としてしまいます。

(樹にとっては栄養を生み出さない葉はいらないと判断するようです)
しかし困ったことに、下の葉にもしっかり栄養を生み出してもらわないと
来年の芽に栄養が行かず、来年、発芽するはずの芽が十分に育たず、
棚がスカスカになってしまいます。それを防ぐために下葉にも十分に日光が
行き届くように、下記のように夏季剪定をします。
1、実のなっている枝は2mくらい残して、カット
2、実の成っていない枝は1mくらい残してカット
3、副枝は2芽を残してカット
4、袋かけ後に成った実は全て落とす
5、主幹から直上に伸びたものは2芽を残してカット
*主幹から伸びた枝は、来年の種枝、種芽となりますので必ず2芽は残す。
で処理前、処理後の写真がこれです。
剪定前 棚下は真っ暗です
剪定後 太陽の光が地面まで届いて明るくなっています。
本来なら肥料を調整して2mくらいまで枝が伸びるくらいになってくれれば
一番いいのですが、ITの進化でそこまで管理できるようになるんですかねえ
ただお天気相手にしてますからなかなか難しいです。