2012年02月13日
観葉植物の植替え実施(土の配合)
15年も前に購入したベンジャミンは相変わらず根腐れと復活を繰り返して
なんとか毎年生き延びています。
私がやっている根腐れしにくい土の配合をご紹介します。
多少根腐れしても復活しています。
室内に、盆栽の小鉢や大型の観葉植物、ベランダにはさくらんぼや、盆栽もみじなど
多種多様に存在していますので、ついつい水のやりすぎでお亡くなり寸前の
鉢が出てきます。大体、水のやりすぎが根詰まりが原因で枯れてしまうことが
多いですので、失敗つづきの方は土の配合に気をつけてあげるといいですよ。
植替えは5月~9月と教本には載っていますが、私は冬の休眠期の2月~3月
に実施しています。芽が動く前に剪定と一緒に、根を切ってしまえば
植物に負担も掛からず、新芽の成長と、根の成長が同調しますので
枝数の多い、葉数の多い植物になります。
樹の根の姿と樹形は一致するのが基本ですので枝数を増やしたければ
細根が多くなる土の環境を整えます。
私の植替えでは2年サイクルを基本にしています。
教本での基本配合は
赤玉土:3、腐葉土:1、ピートモス:3.バーミキュライト:1、パーライト:1
(私の本ではこれです)とか
赤玉土:4、ピートモスもしくは腐葉土:4、バーミキュライト:1、パーライト:1
とかありますけど
15年もやっていますがどちらも水はけにいまいち難ありで何本か、
夏が越せずに根腐れになってご臨終間際で緊急手術ということがありました。
家の中ですと水をあげる頻度が高いですので水はけ重視で配合を組んであげますと
枯死することが少なくなります。
私の配合です。
市販の観葉植物の土(カインズホームで購入)
4~5年使っていますが一番いいですね。
これに追加でさらにバーミキュライトとパーライト。
観葉植物の土:8、バーミキュライト1:パーライト1
↓こんな感じ

とりあえず水で浮いちゃうくらい軽くします。
さて開始します。
まず鉢から引っこ抜きます。2年ぶりの植替えですので根をチェックします。
うーーん多少、根腐れ気味。
スコップや手やはさみで腐った根を切り取って、太い根を切っちゃいます。
3本仕立てですので、1本の根だけ切って、全滅させないように注意。
ここで樹勢の強いものは根を強めに切り詰めて樹勢を弱めます。
樹勢が強いと強い枝だけ出てしまって室内の栽培に向かなくなっちゃいますので。
鉢のそこに鉢の底石をたっぷり入れます。水はけ重視ですので根が伸びたければ
勝手に底石を抱えこみますので。今回は盆栽用に余った桐生砂の大きな塊も
ついでに入れています。
底石を入れましたら観葉植物の根が調度いい位置になるまで先ほど配合した土
を入れていきます。そこに、化成肥料入れておきます。
(私の使っているものは遅効性の窒素:カリ:リン=10:10:10)
直接、根が当たると肥料焼けしますので軽く混ぜておきます。
土の高さを調整しまして、観葉植物を入れまして配合土を入れていきます。
この時にたっぷり盛っても大丈夫です。
ここから少しポイントです。割り箸などの長めの棒を根の間に
差し込んで左右に揺らします。そうしますと土が根の間に入りこんで
植物を固定します。いきなり水をやっても落ち着きますが、根の間には
細かい土が入っていくことになりますので、根腐れの原因になります。

ぼこっと穴が空いて行きます。
終わるとこんな感じでたっぷり入れた土が落ち着きます。
後は配合土を補充して、水をたっぷりあげてください。
鉢下からある程度澄んだ水がでるまであげて終了です。